彼は元JA柑橘指導員、以前は、技術員と呼ばれ、担当地域農家から絶大な信頼のもと、柑橘産地を支える、リードオフマンでした。

コロナ禍もあり、ずっとお会いできなかったが、約10年ぶりにお会いした先輩は、真っ黒に日焼けしたエネルギーが迸るレモン農家

レモン栽培の歴史は古く、最初に植えたレモンは30年以上経ち大木となっていた。

当時、アレンユーレカとクックユーレカが愛媛県の推奨品種。棘の少ないアレンユーレカか、ずんぐりして丸っこいクックユーレカどちらが優れているのかが話題になっていた。

結論から言うと、圧倒的にアレンユーレカ。
クックは年々結果量にムラが出てきて、寒さの影響も受けやすく、枯れ込みもひどかったそう。
ユーレカレモンと言われて植えた中にも品質の違いがあり、結局、アレンユーレカの中から優秀な樹を選び、苗木屋に穂木を渡して苗木を作ってもらった。

一般にレモンというだけでどれも同じだと思っている人は多いけど、プロから見て選んだアレンユーレカの選抜系が一番だと言うことになった。

30年以上経って大木になったアレンユーレカと小西先輩

大木になっても、連年高品質果実が結果している。

結果量も少なく、寒さにも影響受けやすいクックユーレカと小西先輩

アレンユーレカ選抜系
一年生を植えて3年目
成長も旺盛で、今年からかなり収穫が見込まれる。