どうして除草剤不使用なの?

どうして除草剤不使用なの?

どうして除草剤不使用にこだわるのか

1.グリホサートそのものの危険性と人体への影響

2015年にWHOの専門家機関が「グループ2A おそらく発がん性がある」と評価。最近の研究では、発がん性以外にも神経毒性、生殖や出産への影響が指摘されています。腸内細菌を損ない様々なアレルギー、自己免疫疾患の原因になります。
グリホサートを主成分とした除草剤はホームセンター等で簡単に購入できますが、いくら防護服やマスクをしていても、浴びることになります。いくら便利でも従業員にリスクを背負わすわけにはいきません。

2.心配される地下水汚染

グリホサートはラウンドアップ(商品名)の有効成分で日本でも除草剤シェアのトップを占めています。
環境にやさしく、散布後、土壌微生物によって速やかに分解されると宣伝されてきました。
ところが、デンマーク・グリーンランド地質学研究所の報告で、土壌に散布されたグリホサートは分解されずに自土壌に浸透し、地下水を汚染することが分かりました。飲料水の許容レベルの5倍以上の汚染数値を示しました。
日本においては、遺伝子組み換えのラウンドアップ耐性大豆を栽培しようとする生産者の動きも出てきています。
土壌汚染を少しでも軽減していく責任があります。

3.除草剤を止めてからレモンが格段に元気に

レモンを植え付けた1年目は、草管理対策として除草剤を散布していました。苗木を育成する場合、特に1年目は雑草との競合が激しく、草管理を怠ると苗木の成長は著  しく阻害されます。また、7月以降カミキリムシにより株元に産卵され、孵化後幼虫が根部を食害し枯死してしまいます。
植え付け後2年目に入った時のことでした。苗木の剪定をしたにもかかわらず、新芽の伸びが著しく悪いことに気が付きました。新梢が先から枯れてきていたのです。もちろん春草は抑えられていたのですが、レモン苗木自身が勢いを失ってしまっては元も子もありません。
原因が除草剤にあると確信した私はそれ以降一切の除草剤散布を中止しました。

それから除草は草刈機を使用しています。
草刈機の刃は通常チップソーを使用します。草刈り時に石や土が飛びはねにくいため作業がやりやすいのです。ところが、苗木そのものを飛ばしてしまったり、かん水用チューブを傷つけて穴を空けてしまったり、チップソーに草が巻き付いたり苦労の連続でした。それらの問題を一気に解決したのが、チップソーに替わってプラスチック製の回転部にワイヤーを取り付けて行う草刈りでした。これだと、ワイヤーが苗木に当たっても刈り飛ばすこともなく、かん水チューブを傷つけることもなくなりました。
また、雑草の根の部分まで刈れるので、結果抑草期間が長くなり労力軽減につながりました。

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